【ナビスコ 準々決勝 後半@等々力】
川崎フロンターレ 3-0 鹿島アントラーズ
(得点者)ジュニ「神」、ヘナ、テセ
(退場者)菊地
仮にも「フロンターレを応援する」と思っているならば、先日の西京極の試合には行くべきだった。
最悪のパフォーマンス、しかもアウェイ、条件も過酷、という試合が年に数回は必ずある。
そういう試合こそ、現地で見て、跳ねて、声を出すべきだ。
そういう試合こそ、数年後に「俺はあの試合を見たんだぜ」と誇れるものになる。
随分と反省した私は、このナビスコ準々決勝第2戦は必ず行こうと誓った。
悪阻で動けない嫁を放置してでも。
あんな試合の後で、中2日で、しかも相手は鹿島。
正直、どんな試合をしようとも骨は拾ってやる、ぐらいの気持ちだった。
……
雪崩れた。
興梠はDFラインの裏ばかりを狙っていた。呆れる位、裏ばかり。
それが田代に代わった。明らかにロングボールのターゲット役だ。
オリベイラは試合をクローズすることを狙っていたと思う。
鹿島の選手全体からもそんな雰囲気が伝わってきた。
そんな雰囲気で4分のロスタイムもほとんど終わりかけてたあの時間。
ジュニがコーナー付近までドリブル。
4トップの残りの3人がずらりと横一列に並ぶ。
一番遠くの黒津は俺によこせと両手を広げている。
今だ!ジュニ!マイナスのクロスだ!マイナス!マイナス!
でも出さない。出さない。何でだ!何でだ!何でだ!!
すくいあげるトゥーキックのようにジュニが蹴ったボールは、
ゴールポストの内側をなぞるように、ゴールに吸い込まれる。
こっちに向かって走ってくるジュニ。
意識が飛んだように頭が真っ白になって、
気付いたら最前列でもみくちゃになっている輪に加わっていた。
あとは、遠くから見ても緊張の糸が切れてしまった鹿島相手に
ポンポンと2点入れるだけだった。
まぁそれだと最後までこっちの緊張感が保てないので、
菊地が退場になって試合を確実にクローズすると。
ま、つぎのタマシコは疲労困憊で臨む事になるでしょうが、
それはそれとして、とりあえず喜びましょう。
久しぶりに120分間応援したんで、喉とふくらはぎがかなり危険な状態です。
ハーフタイムとか延長に入る前とか入れたら、130分は超えてると思う。
最後にジャンボトラメガのマイクを持ったヘナがジュニの歌を歌ったり、
ジュニがアウグストに報告したりと、
なんかもう泣けることだらけで。
蛇足
試合後、横揺れをやるときに、子供をそばにつれてた方へ。
あなたのせいで列が動かなく、転びそうになったので、
攣りそうだったふくらはぎが完全に攣りました。
肩を組めと言われたら、お子さんは安全な場所に避難させてください。