ubuntuをインストールするのはいいのだが、desktop版はなぜにあんなにも巨大化しているのだろうか。
windowsならばプリインストールのソフトを片っ端から削除するのに、ubuntuはデフォルトのままでいいのだろうか。
否。
ということで、やってみました。
今回の目標。
VMware player のゲストとして使うことを前提に、必要最小限のパッケージを入れる。
でも使うパッケージは惜しみなく入れる。
本家から ubuntu-10.04.3-server-i386.iso をダウンロード。
約670MB(CD-R1枚分)なので、サクサクッと落とせるのがまたイイ。
VMwarePlayerに新しいVMを作り、上記isoでブート。
desktopに慣れてしまうとブート画面が無骨すぎるが、漢のインストールだと思えば逆に誇らしい気分に。
キーボードの種類を聞かれるが、適当に generic 101 とか選べばよい。
後から詳細なキーマップを指定できる。
途中で「なんのサーバを入れるか?」と聞かれるが、ここでは何も入れないことにする。
恐ろしく早くインストールは終了。
足りない基本パッケージをぱぱっと apt-get install で入れる。だいたい以下。
- gcc(これがないと VMware tool がインストールできないので早めに)
- zsh
- ssh
- ntp
- nfs-common
- sysv-rc-conf
- cvs
以下のものを一気に apt-get install で入れる。
- xorg
- gdm
- gnome-desktop-environment
- language-pack-gnome-ja
- language-support-fonts-ja
- language-support-input-ja
- light-themes
- gnome-themes-ubuntu(これは好み。必須ではない)
- ubuntu-wallpapers(これも好み。必須ではない)
終わったらリブートすれば、いつもの画面に似た感じでXが立ち上がる。
Xが立ち上がったらさっそく VMware Tool をインストールした方が何かと便利。
次のステップは、要らないものを削っていく作業。
まずは apt-get install software-center でソフトウェアセンターを入れる。
そしてインストール済のパッケージで要らないものをガシガシ削除。
途中で依存関係がおかしくなるが、apt-get install -f と apt-get autoremove
で依存関係を回復しつつ、要らないものをどんどん削除する。
私の場合、最終的に残ったのは、以下の10個のパッケージ。
- IBusの設定
- Menu Editor
- Metacity
- Python
- Software Sources
- Synaptic
- Ubuntu Software Center
- Update manager
- メインメニュー
- 端末(gnome-terminal)
- gnomeのkeybindingをEmacs風にするために gconf-editor が必要だが、無いので apt-get install gconf-editor する
- IPv6 を無効にするためのいくつかの方法は、やってはいけないらしい
大きなものは以下。(細かいのはちょくちょくあるが、apt-get install 一発なので省略)
色んなところを参照するのはめんどくさいので、まとめる。
- ubuntu-tweak
- add-apt-repository ppa:tuatrix/ppa
- apt-get install ubuntu-tweak
- dropbox
- add-apt-repository ppa:nautilus-dropbox/ppa
- apt-get install nautilus-dropbox
- emacs
- apt-get install emacs
- add-apt-repository ppa:irie/elisp
- apt-get install emacs-goodies-el
- apt-get install ibus-el
- zlc.el, multi-term.el, shell-pop.el, evernote-mode.el を手動でインストール
- firefox
- add-apt-repository ppa:mozillateam/firefox-stable
- apt-get install firefox firefox-locale-ja
- メニューの日本語化が甘かったら、ここの ja.xpi が必要かも
- あとはここに載せたadd-onをインストールし、ここのように userChrome.css を作る
- keepassx
- add-apt-repository ppa:keepassx/ppa
- apt-get install keepassx
- libreoffice
- add-apt-repository ppa:libreoffice/ppa
- apt-get install libreoffice libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja
最近は何故か公開鍵の設定がすんなりいった試しが無い。
その度に以下を行う
- gpg --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys XXXXX
- gpg --export --armor XXXXX | sudo apt-key add -
これをやるとちょっと時間かかるし、なんやかんやwarningは出るけど、なんとかなる。
最後に apt-get install -f や apt-get autoremove、ubuntu-tweak での必要ない cache や設定の削除を行えば完成。
入っているパッケージの確認は以下。sudo じゃなくて通常ユーザーでもOK。
書き忘れていたが、下をのぞくすべてのコマンドは sudo が必要。
- dpkg --get-selections
約半分の 2.8GB まで減らすことが出来た。
余は満足じゃ。
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