憲剛はフロンターレに代表にオールスターに忙しいみたいだけど、フロンターレ的には(いろんなことから目を逸らしつつ)暇だ。
なので、違うことを考えてみる。
スタジアムに行く。応援をする。
毎週末繰り返すのだが、どんな試合だったら俺たちは一番満足するのか。
完全に満足することはないけど。満足だと言葉が悪いな。充実と言った方がいいか。
いっそのこと試合の勝敗は関係ないとしよう。いや、そりゃあ勝った方がいいけど。
これを考えてみたいと思う。
スタジアムから帰り道で、「今日の試合はよかったなぁ」と思えるような試合。
もしくはスカパーで試合を振り返っているときに、「この試合はよかったなぁ」と思える試合。
そのような試合には、何かしら共通点があるはずだ。勝敗やスコアに関係無く。
わかりやすい指標というか、パラメータというか、
今日の満足度は○○です、と言える様なものが。
ひとつ、思い当たるものがある。
ぶっちゃけ、これを最初から想定して書いているのだが。
「山岸智の歌、バモス山岸をどれだけ気持ち良く歌えたか」
これに尽きると思う。
(「バモス山岸」というのは今てきとーに付けた名前)
周りでも「山岸マンセー派」と「アンチ山岸派」で意見が分かれているのだが、
これに関しては、かなり多くの人が賛同してくれるに違いない。
- そもそも「バモス山岸」の歌がとても良い
選曲のセンスが(いつもながら)素晴らしい。あの歌をチャントにするというセンスが。
そしてそれがまた見事にハマってしまっている。
とても歌いやすいし、スタジアムに映える。
俺はもう歌いたくて仕方が無い。結構な人がそう思っているに違いない。 - 「バモス山岸」を歌うということは、攻撃が上手い具合に回っている
そもそも山ちゃんがいいプレーをしなければ「バモス山岸」は歌わない。
今年新加入で、今までの左サイドの面々とはだいぶ違うタイプの山ちゃん。
「アンチ山岸派」の言うことは分かるのだが、そんな山ちゃんが歌を歌うほどのプレーをするというのは、全体的に見て良い流れてあると言えるだろう。 - そんな山ちゃんだからこそ
賛否両論は逆に言えばいいことである。
賛否両論であるということは、みんなが山ちゃんの一挙手一投足を見逃さずに、冷静に評価しているということである。
そして、どちらの派閥の人間も心をひとつにして歌う瞬間、これがいいのである。
結局みんな山ちゃん好きなのね。
はっきり言おう。俺は山ちゃんが大好きだ。
ということで、これまでの「バモス山岸」ベスト3を挙げてみようと思う。
● 第3位:7月26日(土) J1第19節 ホーム・等々力競技場
ほぼ満員の等々力で、VJが同点のゴールを入れた直後、ファウルを受けて足を押さえて倒れこむ山岸。そこでバモス山岸。
なんといっても声量と声圧がよかった。
● 第2位:7月21日(月・祝) J1第18節 アウェイ・埼玉スタジアム2002
5万人以上の埼玉スタジアム。
レッズの応援が沈黙する中で、響き渡るバモス山岸。
これはかなり気持ち良かった。
● 第1位:6月8日(日) ナビスコ予選6節 アウェイ・フクダ電子アリーナ
フロンターレ山岸としてのフクアリ初見参。
当然この試合ではボールを持っただけで大ブーイング。
そこを俺たちがどのように後押しできるかがポイントだった。
左サイドを駆け上がる山岸。
メインとホームゴール裏から大ブーイング。
GKにストップされる山岸。
千葉のコールがおこる。
その直後、ほんの一瞬、スタジアムが静まり返る。
この瞬間に、最高のタイミングで、そしてこの試合一番の声量で、「バモス山岸」。
フクアリに響き渡るバモス山岸。
なぜか聞き入っている犬サポの皆さん。
これはもう会心の応援だった。
試合は負けてしまったけど、ナビスコの予選も通過できなかったけど、
帰り道、ちんすこうの黄色い袋をブラブラさせながら、こう言って帰ったものだった。
「試合は負けたけど、あの時の山岸の歌、あれは最高だったよね」
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