2013/11/03

nouveGnomeGrayみたいなアイコンをgimpで作る

久しぶりのブログの投稿がこんなテーマで我ながらどうかと思う。
最近は SlideShare に書きたいことを載せていて、こっちは疎かだった。
まぁ、SlideShareも最近はご無沙汰なのだが。
このネタはSlideShareには書きにくいので、こちらに書く。

デスクトップをいじっていると、アイコンを変えたくなる。
Windowsの場合は、一番のお気に入りは Token である。
モノトーンでまとめるのが好き。
Linuxの場合は、Tokenだとアイコンの種類が少なすぎる。
一番のお気に入りは nouveGnomeGray
しかし、すべてのアプリに対するアイコンがあるわけではなく、
そうなってくると自分で作りたくなる。
できることならお金を使わずにgimpでさくっと作りたい。


まずはnouveGnomeGrayのアイコンを真似してみることにする。
一番簡単なアイコンは、mimetypesのgnome-fs-regular.pngなので、
これを真似してみる。

色域選択ツールでしきい値を50ぐらいにすれば、アイコンの本体をなんとなく全部選択できる。グラディエーションはこの際気にしないことにする。
透明なレイヤーを追加して選択領域を塗りつぶす。
これを「編集」から「コピー」して、「ファイル」から「新しい画像」を作る。
その時に詳細設定で「塗りつぶし色」を透明にするのを忘れないこと。
新しい画像で「編集」から「貼り付け」。
 レイヤーの錨をクリックして、フローティングレイヤーを固定する。
これがこれから作るアイコンの基本となる。
そしたら元画像につけた黒のレイヤーは要らないので、消してしまう。
基本となる画像に新しくレイヤーを追加。
ブレンドツールを選んで、描写色・背景色を調整する。
今回の場合は、描画色をHTML表記でe0e0e0、背景色をHTML表記でa0a0a0に設定する。
実はnouveGnomeGrayはアイコン毎に色が微妙に違う。
今回はこのぐらいで丁度いい。スポイトツールで色を見ながらやらなければならない。
そうしたら、y軸が0の点(x軸はどこでもいい)でクリック。
Ctrlを押しながら下にドラッグ。
y軸が画像の高さになった所でクリックを離す。

ブレンドツールはデフォルトのグラデーションが「描画色から背景色に」
形状が「線形」なので、設定が省略できた。一応確認したほうがいいかも。

グラデーションで塗りつぶされてしまっているが、この新しいレイヤーを、
一番右上の「モード」をスクリーンにすると、下の背景で切り取られる。
レイヤーウィンドウの「レイヤー」を右クリックして、下のレイヤーと統合してしまう。このとき、ほんの少しだけ枠をぼかすと、それっぽくなる。
統合した後に、「フィルター」→「ぼかし」→「ガウスぼかし」を選択し、
ぼかし半径を垂直も水平も1pxぼかす。
最後に影を付ける。
「フィルター 」→「照明と投影」→「Drop Shadow」を選ぶ。
まずはOffset Xを2、Offset Yを6、Blur radiusを8、colorは黒のままで、Opacityを75にして一度かける。
再び、今度はOffset Xだけを-2に変更してかける。
すると全体的に浮き上がったような印象になる。
あとは、この3つのレイヤーを統合して、「ファイル」→「エクスポート」で
好きなフォーマットでエクスポートするだけ。
作ったものを比較してみる。
左が元の画像で、右が今回作ったもの。
ちょっと色が濃いが、まぁまぁそこそこのものができたのではなかろうか。
もうちょっと複雑なものもやってみる。
appsのclock.pngなどは練習に丁度いい。


ポイントは、
  • 元画像から色域選択ツールやファジーツールで領域を選択した後、「選択」→「選択領域をパスに」をすると、選択領域が滑らかになる
  • グラディエーションを、d0d0d0から909090と一段階暗い色にした
  • ちょっと影が濃かったので、Blur Radiusを12, Opacityを60にした
実際にオリジナルのアイコンを作るとなると、
元画像をちょっとデフォルメすることが必要になるが、
それはもうやってみるしかないだろう。

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